お口の渇きやお口の痛みが起こる“ドライマウス”とは?
ドライマウスとは、唾液の量が減って口やのどが乾燥した状態のことを言います。唾液が減ると、しゃべりにくい、乾いた物が食べづらいなどの症状が出るだけでなく、「歯周病」「虫歯」「口内炎」「味覚障害」など、そのほかの病気も引き起こすことがあります。
ドライマウスになると、以下のような症状が出ることがあります。
自分でできるドライマウス対策
ドライマウスの原因はさまざまですが、生活習慣や加齢が原因の場合、根本的に解決することは難しいため、セルフケアや対症療法による対策が大切です。
① 唾液腺マッサージをする
乾燥症には唾液腺を刺激する「唾液腺マッサージ」が効果的です。口の周りにある3つの唾液腺をマッサージして刺激し唾液の分泌を促します。強く押しすぎず、5〜10回程度を目安に優しく刺激しましょう。
② 舌ストレッチをする
舌のストレッチも唾液の分泌増加に効果的です。
・舌を突き出したり引っ込めたりする
・舌を前に出して、上下左右に動かす
・舌で頬の内側を押して飴玉をつくる
③ よく噛んで食べる
噛む回数が増えると唾液がしっかりと分泌されるようになるため、食事をよく噛んで食べることも大切です。
④ こまめに水分を補給する
水やお茶などでこまめに水分を補給し、口の中のうるおいを保つようにしましょう。
また、口腔内の保湿を行うような専用の保湿スプレーやジェルを活用するのもおすすめです。
⑤ 規則正しい生活を送る
唾液の分泌には、自律神経が大きく関わっています。
自律神経のバランスを保つためには、規則正しい生活が非常に大切です。
⑥ 鼻呼吸を心がける
口呼吸は病気の元。鼻呼吸を意識するようにしましょう。